通販カタログ | |
制作物 | 医療用品通販総合カタログA4サイズ64ページ |
名 称 | MEDICAL PLUS |
撮影内容 | 表紙イメージ・差替え分の商品 |
撮影場所 | 当スタジオ |
撮影日数 | 2日 |
発注先 | 株式会社グリーンプラス |
特記事項 | 当スタジオにて画像処理 |
撮影後記
クライアントの担当者、デザイナーの立ち会いのもとでの撮影となりました。デザインカンプが用意されていたのでできる限りそのイメージに近いものを撮影するのが今回の課題です。〆切までの時間がタイトだったためスタジオで初めてカンプを見せられました。林、開口一番「ボケません」。カンプでは後ろに置かれた機械台と観葉植物を見事にボカしてくれています。こんなには背景をボカすことはできませんの意で発した言葉でした。下の画像処理前の写真をご覧下さい。開放に近いシボリで撮影してもこの有様です。カンプのボカし具合とのギャップが大きすぎてデザイナーさんは少し戸惑った様子。「もう少し望遠の明るいレンズはないんですか?」とデザイナー。この辺の知識は多少あるらしい。スタジオにあるのはどの焦点距離のレンズも最も明るいものであること、望遠と言ってもカメラ位置はすでにスタジオの端まで来ていると説明。「こんなに背景をボカすのは甲子園のスコアボード下から1000mmのレンズでバッターを撮る様なものです。」(スポーツ新聞。バッターの背後のスタンドのボケ具合を思い起こしてください。)林もムキになるとつい訳のわからない例えを出してしまう。あれこれ説明して一発撮りは無理と納得してもらい、画像処理で進めるよう提案。画像処理も言い出しっぺの林が担当することで一件落着。
デザイナーが頭のなかでイメージしたものを形なり絵にする。これも我々カメラマンの大事な仕事です。できませんと言う回数が一回でも減らせるよう勉強を続けたいものです。